福島県大熊町で、復興交流イベント「おおくま学園祭2026『OKUMA ODYSSEY』」が2026年3月14日に開かれます。会場は大熊インキュベーションセンターで、ステージ、飲食、企業展示など会場全体で延べ100超の出展を予定し、昨年度3,262人を上回る5,000人の来場を目標にしています。参加費は無料です。
大熊町は東京電力福島第一原発事故により全町避難となりましたが、2019年以降、避難指示の解除とともに帰還や移住が進み、2022年にはJR大野駅周辺も再開しました。2023年からは、帰還促進と移住・交流人口の拡大を目的に本イベントを毎年実施しており、第4回となる今回は、若い世代や起業家、町外の来訪者をつなぐ場づくりを強化します。
当日は、アーティストのAmber’sやRin音らが出演するメインステージのほか、約35店舗の飲食ブース、約20社の入居企業展示、町民展示や若手起業家発表会などを展開します。また、昨年同時開催だった「ゼロカーボンフェスティバルinおおくま」を吸収・拡大し、40社以上のゼロカーボン関連事業者が集結。水素ドローンや再生素材デニムなどの展示、ワークショップ、トークセッションを通じ、町が掲げる「2050年ゼロカーボン」の目標への理解を促します。
イベント運営では燃料電池自動車(FCV)活用によるCO₂排出削減と、残余排出のカーボン・オフセットを組み合わせ、「ゼロカーボンイベント」を目指します。今後も集客数や参加事業者数の推移が、被災地の復興度合いや環境ビジネスの成長を測る指標の一つとなりそうです。
【イベント情報】
大熊町 復興交流イベント おおくま学園祭 2026「OKUMA ODYSSEY」
日時 2026年3月14日(土)10:00〜16:00
会場 大熊インキュベーションセンター
福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水230
参加費 無料
公式サイト https://okuma-fes.jp/
公式Instagram https://www.instagram.com/okuma_fes/
source: PR TIMES
