茨城県産業技術イノベーションセンターの支援を受ける「仕事場センチコ」(石岡市)が、伝統工芸品「結城紬(ゆうきつむぎ)」の残り糸を活用したアクセサリー「つむりんぐ®」の新商品「ラペルピン」を、茨城県庁生協でテスト販売します。販売日は2025年12月18日と19日の2日間で、両日とも11時30分から13時30分まで行われます。

会場は水戸市笠原町978-6の茨城県庁舎2階カフェテリアひばり通路で、新作ラペルピンのほか、既存商品のイヤリングやブローチも展示販売されます。ラペルピンはスーツの下襟(ラペル)に挿す小さな装飾品で、「結城紬の存在感」を日常のビジネスシーンでも気軽に楽しめる点を特徴としています。

「つむりんぐ」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている結城紬の反物を織った後に出る残り糸を、リング状のアクセサリーとしてアップサイクルした商品です。2024年3月に商標登録されており、商品販売だけでなく、体験を通じて結城紬の魅力を伝えるブランディング戦略も展開しています。

制作者である仕事場センチコ代表・中村慶子さんは、「結城紬を小さく手の届くところから知ってもらうことが大切」と語り、スーツの胸元から伝統工芸への関心を広げたい考えです。今回のテスト販売で需要や反応を見極め、今後の本格展開や体験型サービスとの連携など、販路拡大に向けた検証が進むとみられます。

【イベント情報】

茨城県庁舎カフェテリアひばり

茨城県水戸市笠原町978-6 県庁舎2階通路

定休日 土日祝

営業時間 11:00~14:00

source: PR TIMES

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