1929年創業の木製玩具メーカー・株式会社ニチガン(東京都豊島区)は、木製OEM事業の一例として、株式会社hatoha(神奈川県相模原市)による記念品「kittoko」の生産事例を公表しました。「kittoko」は赤ちゃんのファーストカット(初めて切る髪の毛)を「飾る・贈る・保管する」ための木製アイテムで、2021年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ニチガンは長年の木工技術をもとに、玩具だけでなく木製雑貨・文具などのOEM生産を拡大しており、大手百貨店やベビーメーカー、生活雑貨店、ゲームメーカー、食品メーカーなど多様な企業から受注しています。hatohaは美容師が立ち会うファーストカットの現場で「筆にする」「袋に入れる」といった従来の保管方法では、デザイン性やギフト性が不足していると課題を感じ、新しい形の記念品として「kittoko」を企画しました。
製品は木目の温かみを生かしたデザインで、テープでまとめた髪の毛を本体に差し込むだけでセットが完了する仕組みです。インテリアとして飾れることから、自宅用の思い出保存に加え、贈り物や家族・友人とのコミュニケーションツールとしての利用も想定されています。hatohaは、細かなオーダーへの対応に加え、ニチガンの販売サポートにより、美容室以外の販路開拓が進んだ点を評価しています。
木製品の企画やOEMを検討する企業に対し、ニチガンは安全性とデザイン性を両立した木製プロダクトの共同開発を強みとしており、今後も異業種との連携を通じて木製雑貨市場の裾野拡大が進むとみられます。
【商品情報】
kittoko(2021年度グッドデザイン賞受賞)
企画・販売:株式会社hatoha
製造:株式会社ニチガン
用途:赤ちゃんのファーストカット記念品(髪の毛の装飾・保管・ギフト)
source: PR TIMES
