育児記録アプリ「授乳ノート」に、家族間で感謝を送り合う「ファミリーメッセージ」と、利用者同士が気持ちを共有できる「授乳なかまの声」が実装されました。両機能はiOS・Android向けに提供され、「孤育て」と呼ばれる一人で抱え込む育児負担を和らげ、家族で子どもを育てる「共育(トモイク)」を後押しする狙いです。
背景には、株式会社カラダノートが2024年に行った調査で、ママの53%が「育児中に孤独を感じた」と回答したことがあります(調査期間2024年6月7日〜7月2日、700人)。特に夜間授乳で孤独感が高まる傾向がありました。さらに2025年の共育て実態調査(2025年9月18日〜26日、1,046人)では、「パートナーから労いや感謝の言葉がある家庭ほど共育て実感が高い」という結果が出ており、言葉による「感謝と共感」が育児協力を進める鍵とされています。
新機能のうち「ファミリーメッセージ」は、家族共有機能を使っている家族同士が、ワンタップで「ありがとう」を送り合える仕組みです。これにより、日常的に感謝を伝えるきっかけを増やし、育児負担が一人に集中しない環境づくりを目指します。「授乳なかまの声」は授乳やミルクの記録時に、他の利用者のつぶやき閲覧や自身の投稿ができる機能で、「今この時間も同じように頑張っている人がいる」という実感を与えることを想定しています。
授乳ノートは2012年の提供開始以降、授乳時間やミルク量、睡眠時間などを記録できる無料アプリとして累計180万ダウンロードを達成しています(2024年5月時点)。夜間だけリアルタイム授乳人数を表示する既存機能には「同じ時間に頑張る人がいると救われる」といった声がSNSに寄せられており、今回の拡張機能はそうした反応も踏まえたものです。
カラダノートは、子育てアプリを通じて蓄積されるライフイベントデータを活用し、少子化や孤立育児といった社会課題の解決にもつなげる方針です。今後は、家族内のコミュニケーション活性化だけでなく、企業や自治体と連携した支援策にデータを生かせるかが、トモイクの広がりを左右するとみられます。
【アプリ情報】
アプリ名 授乳ノート
配信形態 スマートフォン(iOS/Android)向けアプリ
料金形態 無料
ダウンロード https://karadanote-junyu.onelink.me/hAsa/wwv7e716
source: PR TIMES
