大阪府高槻市の高槻市立自然博物館(あくあぴあ芥川)で、川づくり団体「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(芥川倶楽部)」の活動20年を振り返る企画展が、2026年2月1日まで開かれています。会場では、壁面の芥川模式図に沿ってパネルや映像で成果を紹介し、入館・観覧料は無料です。芥川倶楽部は2005年に発足し、堰などの段差で魚が上れない区間に、石やコンクリートで段差を緩やかにする「魚道」を設けるなど、遡上環境の改善に取り組んできました。館長で副代表の山本忠雄さんによると、目視で確認できたアユの遡上数は多い年で約1万尾で、分布は摂津峡付近まで広がったといいます。特定外来生物ミズヒマワリの駆除や、水生生物のすみか作りなども展示し、市民・行政と連携した保全活動の広がりを示します。今後も地域協力を基盤に、川の生物多様性と利用の両立が継続課題となりそうです。

【イベント情報】

企画展名 芥川の川づくり20年~ひとと魚にやさしい川づくり~

会場 高槻市立自然博物館(あくあぴあ芥川)1階企画展スペース

住所 大阪府高槻市南平台五丁目59番1号

会期 2026年2月1日まで

休館 月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)

時間 10時~17時

料金 無料

公式情報 https://aquapia-akutagawa.blog.jp/

source: PR TIMES

Share.