パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は2025年11月28日、東京都内の茶室で特別茶会を開催し、約1000年の歴史を持つイタリア産チーズと日本の茶道に共通する「道(どう)」の精神を紹介しました。会では24カ月熟成チーズのテイスティングや、パルミジャーノ・レッジャーノを使った和菓子「得牛(とくぎゅう)」が提供され、参加者が五感で伝統と職人技を体験しました。

茶会はミラモアジュエリー創設者で金継ぎ哲学者の稲木ジョージ氏が正客、茶道裏千家養和会代表の味岡宗靖氏が亭主を務め、「茶の湯の道・ものづくりの心、パルミジャーノ・レッジャーノ道への繋がり」をテーマに進行しました。ゲストには映画プロデューサーのMEGUMIさんやタレントの安田美沙子さんら文化志向の著名人が参加しました。

会場では、PDO(原産地呼称保護制度)に基づき北イタリアの限定地域で生産されるパルミジャーノ・レッジャーノの特徴や、年間約16万3,000トン生産され、そのうち約7万2,000トンが輸出されているという数値も紹介。茶道の理念「和敬清寂(わけいせいじゃく)」と、原料・製法を守り続けるチーズ職人の姿勢を重ね合わせ、「ブランドを支える精神性」が議論されました。

老舗和菓子店「青山紅谷」は、羽二重餅にチーズを練り込んだ菓子「得牛」を開発し、塩味と甘味の対比でチーズの旨味を引き出しました。主催者は、異文化の対話を通じて日本と欧州の伝統産品の理解を深める試みが、今後の食文化交流や高付加価値マーケティングのモデルになり得ると見ています。

【イベント情報】

特別茶会「茶の湯の道・ものづくりの心、パルミジャーノ・レッジャーノ道への繋がり」

開催日:2025年11月28日

会場:東京都内茶室(非公開)

内容:茶会/24カ月熟成チーズのテイスティング/対話型トークセッション

【商品情報】

和菓子「得牛」

製造:青山「紅谷」

特徴:パルミジャーノ・レッジャーノ入り羽二重餅と粒餡の和菓子

source: PR TIMES

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