いけばな草月流第四代家元で一般財団法人草月会理事長の勅使河原茜氏は2025年12月9日、京都大学経営管理大学院の「日本の伝統文化とグローバルリーダーシップ講座」で講義し、草月流の歴史と創造思想を紹介しました。講義ではスライドに加え、赤色を基調にした作例や鉄花器、竹などを用いたデモンストレーションも行いました。草月流は1927年に初代家元・勅使河原蒼風が「自由で多様な表現」を掲げて創流し、2027年に100周年を迎えます。講義は客員教授で早稲田大学ビジネススクール教授の佐藤克宏氏の依頼で実現しました。勅使河原氏は「花はいけたら、人になる」という考え方を軸に、基礎は自由のために必要で「型はゴールではなくスタート」と説明。さらに、枝の取捨選択や配置、色、花器、空間や鑑賞者まで含めた意思決定が作品を形づくるとして、いけばなは「選択」の連続だと述べました。受講生からは、制作過程の思考に関心を示す声や、ビジネスとの共通点を感じたという反応があったとされています。草月流は2026年4月から2年間を「創流100周年期間」とし、国内外で展覧会を予定し、2027年4月に記念祭典を企画しており、伝統を継ぎながら変化を取り込む取り組みが注目されます。

【イベント情報】
草月流 創流100周年期間:2026年4月から2年間(国内外で展覧会予定)
創流100周年 記念祭典:2027年4月(企画)
草月流 公式サイト:https://www.sogetsu.or.jp/

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