西武文理大学(埼玉県狭山市)は、運送会社の株式会社ケーロッド(埼玉県入間市)や飯能信用金庫と連携し、世界に1台だけのトラックラッピングアートを制作しました。完成したトラックは、2025年12月11日(木)13時から同大学8号館前で披露され、その後ケーロッドの業務用トラックとして埼玉県内を走行します。

本プロジェクトは、サービス経営学部徳田行延ゼミが中心となり、約半年間かけて企画からデザイン、メッセージ制作まで学生主体で進めてきたものです。テーマは「未来への彩り」。キャラクター「日向ちゃん」が、川越市の「時の鐘」やさいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」など県内の象徴的な風景を背景に駆け巡るデザインで、生成AIも活用しながら複数案から絞り込みました。運送業界の人材不足や長時間労働といった課題を踏まえ、「働く誇り」と「地域への貢献」を視覚的に伝える狙いがあります。

きっかけは、同大学の授業「先人に学ぶ」にケーロッドの久礼亮一代表取締役がゲストとして登壇し、「学生と一緒に地域や運送業を盛り上げるラッピングをしたい」と提案したことでした。飯能信用金庫は産学連携の立場から助言や支援を行い、自らのパーパス「未来を彩る笑顔」の体現として位置づけています。完成したトラックは、日常の物流業務を通じて市民の目に触れる機会が多く、学生のメッセージが広く共有されることが期待されます。

今後、学生たちは今回の経験をもとに、地域活性化や企業との協働プロジェクトを継続し、ホスピタリティ教育の実践例として発展させる方針です。ラッピングトラックの反響や運送業界のイメージ変化の度合いを検証することで、アートによる社会課題発信の有効性が問われることになります。

【イベント情報】

未来を照らす!“走り出す想い”トラックラッピング完成披露会

会場 西武文理大学 8号館前(埼玉県狭山市柏原新田311-1)

日時 2025年12月11日(木)13:00~13:30

共催 西武文理大学トラックラッピング実行委員会/株式会社ケーロッド

協力 飯能信用金庫 入間支店

source: PR TIMES

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