長野県茅野市の温泉宿「蓼科 親湯温泉」は2025年12月、貸切露天風呂エリアへの経路を電気柵で囲い、館内の自動ドアを手動ドアに切り替える安全対策を導入しました。現時点で同館周辺にクマの被害・目撃情報はないものの、万一の侵入リスクに備えた措置です。
背景には、クマ被害が各地で報じられ、露天風呂清掃中の襲撃事例や、自動ドアを通って屋内に入り込むケースが話題化したことがあります。八ヶ岳山麓の自然環境から宿泊客が不安を抱く場面もあり、ニホンカモシカをクマと勘違いする例も出ていたといいます。電気柵はメーカー(未来のアグリ)によれば国際的な安全規格に準拠し、侵入抑止を狙いつつ、触れても重大な損傷につながりにくい設計だとしています。
同館は2026年6月に創業100周年を迎える予定で、改装などを進める「100周年カウントダウンプロジェクト」と並行し、今後も環境変化に応じた安全対策を強化していく方針です。
【商品情報】
蓼科 親湯温泉 公式サイト https://www.tateshina-shinyu.com/
source: PR TIMES
