長野県飯綱町は、自然災害による家屋被害の認定と罹災証明書の発行を迅速化するため、三井住友海上火災保険株式会社と「損害調査結果の提供及び利用に関する災害協定」を締結します。調印式は令和7年12月15日(月)午前11時から、飯綱町役場第二庁舎2階第1・2会議室で行われます。

当日は、三井住友海上火災保険株式会社長野支店から野中支店長、牧村業務課長ら3名、飯綱町から土屋町長、高橋総務課長ら3名が出席し、協定内容の説明、協定書調印と記念撮影、関係者挨拶、質疑応答の順に進行する予定です。協定では、水害などで住宅に被害を受けた住民について、保険会社が行う損害調査の結果を町が提供を受け、住家被害認定調査や罹災証明書発行に活用できるようにします。

従来は、被災者が町に申請し、町職員が現地調査を行うため、手続きや日程調整の負担、証明書発行までの時間が課題でした。今回の協定により、既に行われた保険会社の調査結果を共有することで、被災者の申請負担の軽減と、被害認定・証明発行のスピード向上が期待されます。

水害頻度の高まりが指摘される中、自治体と民間保険会社が連携してデータを活用する枠組みは、他地域への広がりも見込まれます。今後、運用を通じて調査方法の標準化や情報共有のルール整備がどこまで進むかが、住民の生活再建支援の実効性を左右しそうです。

【イベント情報】

飯綱町役場第二庁舎

長野県上水内郡飯綱町大字牟礼2795-1

電話 026-253-2511

定休日 土日祝日

営業時間 8:30~17:15

source: PR TIMES

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