全国の20〜69歳296人を対象にした調査で、災害に不安を感じる人は73%だった一方、防災意識や不安が低い層では31%が「特に何も備えていない」実態が示されました。実施は2025年10月1〜7日で、生活者の意識と行動のギャップが数値で浮かびました。

防災を意識するきっかけは国内の災害報道79%、防災ニュース・記事56%が上位です。被災経験は自身19%(42人)、家族・友人16%(36人)で、身近な経験が意識形成に影響していました。

備えの中身も不安の有無で差があり、不安が高い人は水・食料の備蓄86%、懐中電灯・ランタン82%と生活維持を重視します。一方、不安が低い人は水・食料48%、懐中電灯・充電器31%にとどまりました。備えられない理由は、高不安層で保管場所37%、費用36%、期限管理31%。低不安層では「なんとなく大丈夫」66%が中心です。今後は期限管理や入れ替え配送など「管理しなくていい防災」への需要が広がりそうです。

【調査情報】

調査名 防災対策に関するオンラインコミュニティ調査(MROC)

期間 2025年10月1日〜10月7日

対象 全国20〜69歳の男女296名(男性111名、女性185名)

source: PR TIMES

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