地方移住で理想の暮らしを実現した人を表彰する「第2回 ニッポン移住者アワード」の選考会と表彰式が12月9日、東京都港区のポニーキャニオン本社で開かれ、静岡県焼津市の水野優子さんと同市経済部誘致戦略課の鈴木上貴さんがグランプリに選ばれました。今回は書類選考で8自治体8組が絞り込まれ、その中からグランプリと4つの部門賞が決定しています。

同アワードは、自己実現や家族の幸せ、地域貢献などを基準に、移住者と受け入れ自治体の両方を評価する仕組みです。グランプリの水野さんと鈴木さんは、SNSを使って地域の魅力発信と課題解決に取り組み、地元コミュニティへの貢献が高く評価されました。地域創生賞には静岡県沼津市で分散型ホテルを軸に限界集落の課題に挑む鈴木智博さんら、子ども未来賞には佐賀県唐津市でNPO運営と森づくりに携わる三笠旬太さんらが選ばれました。

このほか、移住体験をコミックエッセイとして発信する京都府舞鶴市の岡山茉莉さんらがウェルビーイング賞、特産の伊自良大実連柿を商品化して産業継承を進める岐阜県山県市の加藤慶さんらが地域産業賞を獲得。審査は地域創生や地方移住の有識者で構成する委員会が担当し、QOL(生活の質)向上や自治体の支援体制も含めて多角的に評価したとしています。地方移住をめぐっては、人口減少対策や地域産業の維持の観点からも関心が高まっており、今後は受賞事例が各地の移住施策の参考モデルとなるかが注目されます。

【イベント概要】

ニッポン移住者アワード 公式サイト

https://ijusha-award.jp/

source: PR TIMES

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