全国の高校生を対象にしたアンケートで、男子の7割以上、女子の8割以上が「現在貯金をしている」と回答したことが分かりました。調査はYOUTH TIME JAPAN project(YTJP)が2025年9月10〜24日に実施し、男子711人・女子843人の計1,554人が回答しています。
回答を男女別に見ると、いずれも「貯金をしている」割合が多数派で、特に女子で8割超と高い傾向でした。また貯金のペースでは、毎月一定額を積み立てるよりも「不定期に余ったお金を貯金する」生徒が男女ともに最も多いことが示されました。調査では具体的な手段として、銀行口座への入金や自宅の貯金箱利用、アルバイト代やお年玉・小遣いの一部を取り分ける方法などが挙げられています。
12月10日の「マネーキャリアの日」は、冬のボーナス時期に合わせ、お金や将来の働き方を考えるきっかけづくりを目的に制定された日です。高校生の段階から貯金習慣が広がっている背景には、キャッシュレス決済の普及や進学・就職に備えた金銭感覚への関心の高まりがあると考えられますが、目的意識や具体的な運用方法までは十分に浸透していない可能性もあります。
今後は、学校やメディアによる金融教育を通じて「なぜ・何のために貯めるか」「どのように計画的に管理するか」といった視点を補うことで、高校生の貯金行動がより長期的な資産形成につながるかが注目されます。
source: PR TIMES
