2025年11月21日、徳島県鳴門市のナルトベースで、地元小学生による創作パンのプレゼン大会が行われました。応募15人のうち予選を通過した6人が、名産の梨を活用し食品ロス削減を意識したパンを提案。審査は行政・企業・生産者の代表が担い、優れた案は2026年春に同店の専用ブースで期間限定販売を目指す計画です。

参加したのは「子ども第三の居場所」鳴門拠点と「ふれあいハウスりぼん」の児童で、両拠点から計26人が活動に関わり、当日は6人が最終発表に登壇しました。子どもたちは梨の生産過程を学び、見た目の規格でB級・C級となる果実も味は同じである点を確認。廃棄削減につながる具材・製法や、食べやすいサイズ感、食感の工夫を盛り込みました。

審査員は日本食育学会常務理事の勝野美江氏(農林水産省)のほか、ブエナピンタ株式会社とフルーツガーデンやまがたの経営陣。運営はNPO法人ふれあい福祉の会 山びこへるぷで、Learning for Allの支援、日本財団の寄付金に基づく2025年度事業の一環です。

「子ども第三の居場所」は2016年開始の全国的な取り組みで、2025年9月末時点で261拠点。ナルトベースは2016年創業の地元飲食・製パン事業者、フルーツガーデンやまがたは100年以上続く農業法人で、地域の食資源を活かした連携が進みます。

今後は子どもたちと試作を重ね、販売可否や数量、価格帯を検討する見通しです。新商品が定着すれば、規格外果実の活用や食育の継続につながる可能性がありますが、品質管理や製造体制の確保が課題となります。

【イベント情報】

イベント名:鳴門の梨を使った創作パン プレゼン大会

開催日時:2025年11月21日 16:00~17:00

会場:ナルトベース 徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島125番地

参加:応募15人/最終発表6人

主催:NPO法人 ふれあい福祉の会 山びこへるぷ

問い合わせ:088-661-7466

公式サイト:https://www.yamabikohelp.com/

source: PR TIMES

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