2025年の「今年の一皿」は「お米グルメ」に決定。12月3日、東京都中央区で開かれた記者会には5人が登壇し、米の新たな楽しみ方が広がる現状を示しました。後援は農林水産省、文化庁、観光庁、日本政府観光局の4機関です。

選定理由は、主食としての存在感の再認識に加え、備蓄米をおいしく食べ切る工夫、米粉や日本酒、長粒米(細長い品種)まで外食での提案が多様化している点です。物価高の中で米の価格と価値の見直しが進み、丼、寿司、ライスバーガー、米粉麺、リゾットなど提供形態が拡張しています。

会場では小池精米店三代目の小池理雄氏(五ツ星お米マイスター)への記念品贈呈や、デザイナー野老朝雄氏による「野老組市松紋様皿 有田焼2025」の説明、島根県の農事組合法人おきす・森脇康博氏、米・食味鑑定士の柏木智帆氏らによるトークが行われ、米の価格高騰や高温化に対応する栽培、食べ方の意識変化が語られました。

企画はぐるなびの「今年の一皿」実行委員会が担い、外食動向と生活者意識の変化を映す指標として選定されています。本社は東京都千代田区です。

今後は、森脇氏が掲げる環境負荷の低い農業の実装、柏木氏が指摘する家庭での米料理の機会増、小池氏が期待する飲食店の米への投資・銘柄選択の明確化が焦点になります。外食と産地が連携し、多様な米の価値を可視化できるかが注目点です。

【公式サイト】

「今年の一皿」公式サイト

http://gri.gnavi.co.jp/dishoftheyear/

source: PR TIMES

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