徳島県阿南市の株式会社GFは、本社屋を災害時に地域へ開放する「地域特化型防災避難施設」として整備し、2026年1月19日に阿南市と防災協定の調印式を行います。施設には飲料水12トンを確保できる受水槽と、約200人×2日分の非常食備蓄を備えます。調印式は同日13時30分~14時30分、阿南市役所4階の市長公室で実施予定です。

同社は南海トラフ地震・津波被害を想定し、社員と地域住民の安全確保を目的に取り組みを進めています。本社は2024年4月に辰巳工業団地から黒津地町へ移転し、海抜7.5mを確保するなど浸水リスクを考慮したとしています。敷地境界線に柵を設けない計画や、避難しやすいグリーン法面、避難用階段の設置など、アクセス性も重視しました。

整備の背景には、徳島大学の長期実践型インターンシップに参加した学生5人が実施した地域調査があります。夏休み期間に住宅499軒を訪問し、地域住民618人(271世帯)から聞き取りを行いました。その結果、要支援者の把握方法や災害時の不安、地域ごとの備蓄状況などに差がある課題が明らかになり、同社は自主防災会長や市危機管理課、社会福祉協議会と避難所機能を確認しながら整備を進めたとしています。

今後は太陽光発電と蓄電池の導入により、停電時も電力を確保できる防災拠点化を計画しています。再生可能エネルギー100%運営を目標に掲げ、情報通信機器の利用継続など地域のレジリエンス(災害対応力)向上につなげる方針です。
【イベント情報】
報告会 2026年1月17日(土)10:00~12:00 株式会社GF本社屋(徳島県阿南市黒津地町山下5-1)
防災協定 調印式 2026年1月19日(月)13:30~14:30 阿南市役所4階 市長公室

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