12月2日、東京會舘で第32回読売国際協力賞の贈呈式が開かれ、認定NPO法人REALsの理事長・瀬谷ルミ子さんが出席しました。選考理由には、アフリカや中東での平和構築、武装解除・紛争予防、そして2021年のアフガニスタン危機で1600人以上の国外退避・保護支援を担った実績が挙げられます。会場には読売新聞グループの老川祥一氏、南砂氏、外務副大臣の国光文乃氏らが臨席しました。

REALsは1999年創設の認定NPOで、ガザ、シリア、トルコ、アフガニスタン、南スーダン、ケニアなどで活動。2024年度は世界各地で403人の「平和の担い手」を育成し、地域内の争いの93%を未然に防いだとしています。武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)は、元兵士が武器を手放し社会に戻る仕組みを整える国際支援の手法で、瀬谷さんは国連現場で実務を担ってきました。

選考委員会からは、紛争地で弱い立場の人に寄り添う長年の姿勢を評価し満場一致での選出との声が伝えられ、政府は女性・平和・安全保障(WPS)の推進に資する取り組みとしての意義を強調しました。

紛争の長期化と人道需要の高まりが続く中、同団体は人材育成とコミュニティの仕組みづくりを軸に活動を拡大する見通しです。支援の裾野を広げるための資金確保と現地パートナーとの連携強化が鍵となり、育成人材の定着と成果測定が注視点になります。

【関連情報】

読売新聞 2025年12月3日 https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/26474/

The Japan News 2025年12月2日 https://japannews.yomiuri.co.jp/society/general-news/20251202-296061/

外務省 2025年12月3日 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_03041.html

冬募金2025 支援受付中 https://congrant.com/project/reals/19714

REALs 公式サイト https://reals.org

年次報告書 https://reals.org/about/document.html

source: PR TIMES

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