資格スクール大手のTAC株式会社は、令和8年第Ⅰ回公認会計士短答式試験(12月14日実施)について、試験当日からホームページ上で解答速報を順次公開し、受験生の解答データをリアルタイム集計する無料Web採点サービス「データリサーチ」を実施します。新試験初回ということもあり、得点比率や偏差値、順位など客観的な指標を早期に把握したい受験生のニーズに応える形です。
公認会計士試験は令和8年から試験運営や出題内容が見直され、短答式試験の合格者数が増加する見通しとされています。合格者増に伴い論文式試験の受験者も増えると考えられ、試験全体の競争環境が変化する可能性があります。TACは、短答式試験の当日に解答速報を公開することで、手元の自己採点だけではわかりにくい自分の立ち位置を数値で示し、学習計画の修正に役立ててもらう狙いです。
データリサーチでは、日本全国の受験生から集めた解答結果を基に、得点、偏差値、順位、総合判定を提示します。登録者数が増えるたびに再集計を行うため、母集団が大きくなるほど精度が高まる仕組みです。新規登録は11月11日11時から12月22日13時まで受け付け、解答入力は試験当日12月14日10時30分から開始されます。個人成績は同日23時に初回結果が反映され、中間結果は12月18日18時、最終結果は12月23日18時に公表される予定です。なお、いずれの分析結果もTAC独自のサービスであり、試験機関による合格基準や合否を保証するものではないとしています。
TACの公認会計士講座では、令和7年試験で合格者が300名を超えたとしており、2025年合格目標コースの受講生の合格体験談も公開中です。新試験制度により合格者数が増える一方で、競争の質が変わることが予想される中、こうした即時性の高い情報提供サービスが、受験生の不安を和らげつつ、翌年度以降の学習戦略を見直す材料になるとみられます。
【サービス情報】
TAC公認会計士講座 解答速報ページ
TAC公認会計士講座 データリサーチ概要ページ
TAC公認会計士講座 合格者の声(令和7年試験合格者)
source: PR TIMES
