有料衛星放送のWOWOWは2025年12月9日、令和7年青森県東方沖を震源とする地震で災害救助法が適用された地域の加入者と代理店を対象に、被災に関する専用フリーダイヤル(0120-814-619、受付9:00~20:00・無休)を設け、視聴不能などの相談に対応すると発表しました。
対象となるのは、青森県の八戸市や三沢市、むつ市など12市町村と、岩手県の宮古市、大船渡市、陸前高田市、釜石市など12市町村です。災害救助法は、大規模な災害発生時に被災者の生活を守るため、国と自治体が住宅や生活費の支援を行う法律で、適用地域は被害が特に大きいと判断されたエリアを意味します。WOWOWはこれらの区域の契約者からの問い合わせに限定し、地震によるアンテナ損傷などが原因の視聴トラブルや手続き相談に応じるとしています。
放送やネット配信事業者は、被災時に情報インフラの一部としての役割が求められており、今回の体制整備はそうした期待に応えるものといえます。今後、被害状況や行政支援の進展に合わせて、相談件数の推移や支援内容の拡充がどこまで進むかが注目されます。
source: PR TIMES
