採用の評価軸を「年齢や経歴などの条件」から「価値観や共感」に切り替える新たな人材マッチング事業が始まります。共感型HR支援を手がける株式会社イーストタイムズと、人材紹介で約20年の実績を持つ株式会社UNBOXは2025年12月4日、業務提携契約を結び、「共感型人材マッチング事業」を共同展開すると発表しました。

日本では少子高齢化が進む一方、採用市場では依然として、年齢・転職回数・居住地などの「条件型採用モデル」が主流です。その結果、中小企業は高い給与条件を提示できず人材獲得が難しく、大企業でも入社後のカルチャーギャップによる早期離職が目立ちます。採用コスト増加や現場の引き継ぎ負担など、企業側の疲弊感は高まっています。

求職者側でも、出産や介護、地方在住など「標準的な経歴」から外れることで、能力があっても正当に評価されないケースが多くあります。こうしたミスマッチを解消するため、イーストタイムズは2025年3月から、企業の本質的価値=旗(FLAG)を言語化し、社員の共感によって行動を生み出す独自モデル「FIM(Flag Ignition Model)」を採用支援に活用してきました。

今回の提携では、FIMによる共感型組織開発と、UNBOXが培ってきた「価値観・カルチャー・成長ポテンシャル」まで見極める人材紹介ノウハウを統合します。経歴の“ラベル”ではなく、「何を大事に生きてきたか」「どんな未来を一緒につくりたいか」といった対話を通じて、企業と個人の価値を軸にしたマッチング精度の向上を目指します。

今後は、スタートアップから上場企業までを対象に、共感型採用と組織開発を一体的に支援する体制を構築し、これまで採用市場で埋もれてきた「価値あるマイノリティ」が当たり前に活躍できる環境づくりがどこまで広がるかが焦点となります。

【サービス情報】

共感型人材マッチング事業開始日:2025年3月(本提携による強化は2025年12月4日から)

株式会社UNBOX 公式サイト https://unbox-inc.jp/

株式会社イーストタイムズ 公式サイト https://the-east.jp

source: PR TIMES

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