2025年9月28日に全国5会場で実施された第34回(2025年度)マンションリフォームマネジャー試験の結果が、12月9日に公表されました。今年度の合格者は91人で、合格率は35.3%です。学科試験のみ合格が41人、設計製図試験のみ合格が21人おり、これらの科目合格者は申請により2026年度以降の再受験で該当科目が免除されます。なお、実受験者数には一科目のみ受験した10人は含まれていません。

マンションリフォームマネジャー試験は1992年度に創設され、今年度の合格者91人を加えると、延べ合格者数は11,325人となります。合格者は、マンションの専有部分リフォームに関する専門知識と、管理組合や施工者と調整しながら付加価値の高いリフォームを企画・提供する能力を持つ人材として、「マンションリフォームマネジャー」の称号を名乗ることができます。

試験は120分の学科試験と180分の設計製図試験で構成されます。学科では計画・基礎知識、法規・規約・制度、マネジメント、住戸内各部や設備のリフォームについて、4肢択一式50問で出題されます。設計製図では、マンション専有部分リフォームの平面図や留意事項説明など、実務に直結する図面作成能力が問われます。

今後、マンションストックの老朽化やリノベーション需要の拡大を背景に、同資格を持つ専門人材の役割が一層高まると見られます。試験結果の詳細や次年度試験の情報が公開されることで、業界関係者や受験希望者がキャリア形成の指針を得られるかが注目されます。

【試験情報】

マンションリフォームマネジャー試験情報サイト

https://mrm.chord.or.jp/landing/

試験結果詳細

https://www.chord.or.jp/course/reform_manager/acquire/result/index.html

source: PR TIMES

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