AIデータ社は2025年12月16日、国立情報学研究所(NII)が研究開発するフェイク映像検出AI「SYNTHETIQ VISION」を基盤技術に、フェイク映像検出基盤を社内環境に構築し有効性と運用方法の検証を始めたとした。生成・合成顔に残る微細な痕跡を解析し、真偽の可能性をスコアで示す設計を想定する。狙いは、オンライン本人確認(eKYC)でのなりすましや、SNS投稿・配信動画の審査、児童の顔を悪用した偽動画への初動対応など実務での活用可否を見極めることだ。目視チェックや既存不正検知との役割分担、判定結果やログを保存して再検証・監査に使えるルール設計も検証対象とする。将来の外部提供はSaaS、API連携、OEMなどを候補に検討するが、現時点で提供開始や性能を保証するものではない。今後、実証結果を踏まえ対象領域や提供形態を具体化するとしている。

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source: PR TIMES

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