AIを活用した広告クリエイティブを手がけるZETTAI WORKS(東京都品川区)は、2026年3月期上半期(2025年4月1日~9月30日)に営業黒字化し、AI動画制作は累計30銘柄・300件超に達した。制作工程の実測比較では、従来約6週間のコンセプト映像が約1週間で完了した例もあるという。

同社の制作・受注データからは、AI動画の使われ方が2025年以降に構造的に変化したとされる。発注主体は技術検証目的の部門から、KPIを担う事業部門へ移行し、金融・不動産・ITサービス・小売など無形価値や複雑な仕組みを扱う領域で採用が目立つ。プロジェクト面でも、検証用途に加え、広告キャンペーンや月次・四半期の継続運用で主要素材として組み込まれるケースが増えた。制作現場では、作画・修正の負担軽減で浮いた時間が構成検討や複数案比較、合意形成に再配分され、同一商材・同一媒体の比較でWeb広告のCVR改善傾向も確認されたとしている。

同社は今後、広告制作で蓄積した知見をIP創出の上流工程(企画・構成など)へ広げ、第三者調査を含む完全版レポートの公表も予定している。

source: PR TIMES

Share.