AIサイバーセキュリティ企業Darktraceのメール保護製品「Darktrace / EMAIL」が、調査会社ガートナーの「2025年Email Security部門Magic Quadrantレポート」で14社中Leaderの1社に位置付けられました。ガートナーの関連市場「Email Security Platforms」では97製品が掲載されており、そのうち顧客レビュー340件に基づき5点満点中4.8という高い総合評価も得ています。

Darktrace / EMAILは、世界で6,000を超える組織に導入され、メールとMicrosoft Teamsの両方で、受信・送信・社内間といったあらゆるメッセージの振る舞いを学習し、通常と異なる挙動を検知するのが特徴です。従来型のルールや署名に依存せず、AIが各ユーザーやメールボックスごとの「ふだんの状態」を把握することで、ビジネスメール詐欺(BEC)やランサムウェア、フィッシング、サプライチェーン攻撃などの高度な脅威を見つけ出します。検知した脅威には、リンクの書き換えや添付ファイルの削除、なりすまし送信者の実アドレス表示、迷惑メールフォルダ行きなど、精度を重視した自動アクションで対応し、リスク低減と業務継続の両立を図ります。

同社は2025年にはNDR(ネットワーク検知・対応)分野のMagic QuadrantでもLeader評価を受け、CPS(サイバーフィジカルシステム)保護プラットフォーム分野では唯一のVisionary認定となりました。メール防御、ネットワーク監視、物理システム保護の3領域すべてで評価されたベンダーはDarktraceだけであり、クロスドメインでの可視性を重視する企業の選択肢として存在感を強めています。

巧妙化するメール攻撃はTeamsなどのコラボレーションツールにも広がっており、今後はメール単体ではなく、社内外のコミュニケーション全体を横断的に守る仕組みが重要になるとみられます。DarktraceのようなAIネイティブの製品が、セキュリティ担当者の負担軽減と自動防御の高度化をどこまで進められるかが、企業のサイバーレジリエンス向上の鍵になりそうです。

【製品情報】

Darktrace / EMAIL 製品情報

Darktrace 2025 Gartner Magic Quadrant for Email Security Platforms 解説ページ

2025 Gartner Peer Insights Voice of the Customer for Email Security Platforms レポート配布ページ

source: PR TIMES

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