日本文化情報誌『Discover Japan』2026年1月号(Vol.170)が、2025年12月5日に発売されました。特集テーマは「世界を魅了するローカルな酒」で、日本酒、本格焼酎、日本ワイン、クラフトビール、泡盛など多様な酒と地域の関係性を約60銘柄以上の紹介とともに掘り下げています。価格や発行部数は公表されていませんが、全国の書店やコンビニ、公式オンラインストアで購入できます。

巻頭では、国内出荷量が長期的に減少傾向にある日本酒市場の中で、数十年で急成長を遂げた銘柄「獺祭」をクローズアップ。宇宙での醸造プロジェクトに挑むなど世界展開で知られる一方、多くの失敗を経て「美味しい日本酒を造る」という方針を貫いてきた歩みを紹介し、地方酒蔵の成長モデルとして位置づけています。

また、ここ10年で100以上の蒸留所が誕生したとされるジャパニーズウイスキーの動向も特集。鹿児島の嘉之助蒸溜所を軸に、「地域への窓口」としての蒸留所の役割や、厚岸、山崎、白州など見学可能な蒸溜所カタログを掲載し、蒸溜所見学を目的とした旅行需要の広がりを意識した構成になっています。

ワインでは、約90軒のワイナリーが集積する長野県に焦点を当て、「千曲川」「日本アルプス」「桔梗ヶ原」「天竜川」「八ヶ岳西麓」の5つのワインバレーを軸に、テロワール・ツーリズムと呼ばれる“風土×人×文化”を一体で味わう旅のスタイルを提案しています。

さらに、全国の名酒販店が「地域の活力になる酒」や「この冬のイチオシ」など5テーマでニッポンの酒60本を厳選。角打ちや試飲ができる店舗情報も盛り込み、年末年始のギフト需要を意識した内容です。後半では、干支飾りなど正月飾りを扱うクラフト作家の個展情報も掲載し、日本の酒文化と暮らしのしつらえを横断的に紹介しています。

同誌は2008年創刊の月刊誌で、「ニッポンの魅力、再発見」を掲げて日本文化の入門書的役割を担ってきました。次号2026年2月号では「地域と企業」を特集する予定で、AIやフードテックなど先端技術が地域課題の解決や観光資源づくりにどう生かされるかを取り上げるとしています。酒と観光を結ぶ今号の内容は、地方創生とローカル・ラグジュアリーを考える上で、今後の議論の素材になりそうです。

【商品情報】

Discover Japan 2026年1月号「世界を魅了するローカルな酒」

発売日 2025年12月5日

購入サイト https://shop.discoverjapan-web.com/products/202601

定期購読 https://shop.discoverjapan-web.com/products/subscription

source: PR TIMES

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