鈴鹿サーキットで開かれる国際的モータースポーツイベントのLINE公式アカウントで、アンケートの回答率が約70%に到達しました。一般的に報酬(インセンティブ)なしの回答率は約5~10%とされ、同水準を大きく上回ります。ユーザーの行動に合わせて表示内容を変える「レスポンシブリッチメニュー」を用い、回答後にイベント関連コンテンツへアクセスできる設計にした点が奏功しました。
この仕組みは、LINE上のメニュー(リッチメニュー)をユーザーの発話キーワードなどに応じて自動で切り替え、体験を個別最適化します。これまでリアルタイムのUI変更には個別開発が必要になりがちで、大規模イベントのようにファン層が分散するケースでは、データを一元管理しながら適切にコミュニケーションすることが課題でした。アンケートを「コンテンツ解放」のステップとして組み込むことで、回答の動機を自然に作り、属性データの蓄積と体験向上を両立したといいます。収集データは企画・戦略にも活用され、パーソナライズ施策の循環につなげる方針です。
今後は、スポーツイベントに限らず、現場体験とデジタル接点を統合してデータ収集効率を高める運用モデルとして、他イベントや企業アカウントへ応用が広がる可能性があります。
【関連情報】
事例掲載ページ https://torchlight.co.jp/news/20251217
source: PR TIMES
