Planet Saversは2025年12月18日、豪Australian Carbon Vault(ACV)と、南オーストラリア州アーカリンガ盆地で大気中CO2を直接回収するDAC(Direct Air Capture)と地質貯留を組み合わせた協業に向け、覚書(MoU)を結びました。ACVが持つ貯留ポテンシャルは最大約16億トン、対象エリアは18,221平方キロメートルです。両社はPlanet Saversのゼオライト系吸着材を用いたDAC技術で回収したCO2を、ACVの地下貯留資源に恒久的に貯留し、回収・貯留量を段階的に拡大する計画としています。背景には日豪の脱炭素分野での産業協力があり、南オーストラリア州政府とも連携し、現地雇用やインフラ整備への波及も視野に入れるとしています。さらに、同取り組みで創出される「耐久性・検証性の高い」カーボンクレジットを国際的な品質基準に適合させ、日本企業へ提供する仕組みも将来的に検討するとしています。今後はパイロットから商業規模への移行が焦点となり、貯留容量とクレジット品質の検証が進展を左右しそうです。
source: PR TIMES
