QPS研究所(福岡市)は、小型SAR衛星「QPS-SAR」15号機(愛称:スクナミ-Ⅰ)を、米Rocket LabのElectronロケットで2025年12月21日(日)15時38分(日本時間)以降に打上げる予定です。投入先は中傾斜軌道で、高度は575kmを見込み、射場はニュージーランド・マヒア半島のLaunch Complex 1です。天候などで延期する可能性もあります。
今回の打上げは、両社が2025年2月と10月に公表していた衛星11機分の契約の第6回に当たり、通算では7回目です。衛星番号は契約手続き順で付与されるため、15号機の打上げが13号機より先行します。ミッション名は「The Wisdom God Guides」で、Rocket Labの通算79回目、2025年の21回目の打上げに位置づけられます。
QPS-SARは合成開口レーダー(電波で地表を撮像し、雲や噴煙の影響を受けにくく昼夜観測できる方式)を用い、民間SAR衛星で46cm分解能の画像取得が可能としています。同社は2028年5月末までに24機、最終的に36機の衛星群で平均10分間隔の準リアルタイム観測データ提供を目指しており、今回の新たな傾斜軌道への投入が整備計画の進展点となります。
【関連情報】
Rocket Lab 次回ミッション「The Wisdom God Guides」 https://www.rocketlabusa.com/missions/next-mission
QPS研究所 ニュース https://i-qps.net/news/3349/
source: PR TIMES
