情報を暗号化して分散管理する「秘密分散技術」を手がける株式会社ZenmuTech(証券コード:338A)は、日本のサイバーセキュリティ産業振興と経済安全保障の強化を目的に2025年12月9日に設立された「日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティ(NCPC)」に、一般会員として参画しました。NCPCは、日本のセキュリティ製品・サービスの開発企業などが連携する新たな枠組みです。
国内ではサイバー攻撃が継続的に発生し、被害件数の増加に加え、2025年の経済安全保障推進法や能動的サイバー防御関連法の可決など、制度面でも転換期を迎えています。一方で、日本はデジタル貿易赤字の拡大や海外製セキュリティ製品への依存が課題となっており、経済産業省が2025年3月に公表した「サイバーセキュリティ産業振興戦略」では、国産技術の育成と産業競争力の強化が重点として示されています。
NCPCは、日本のセキュリティが地域から世界までの安全を支え、産業や技術の進化、デジタル立国の再興を牽引することを目的に、国内セキュリティサービスのマッピングやスコアリング、セキュア設定ガイドの共有、官民合同の勉強会、海外展開支援、政策提言などを実施します。分科会はマーケティング、ソリューション、ロビーイング、コラボレーションの4領域で構成されます。
ZenmuTechは、データを意味を持たない複数の「分散片」に分けて別環境で管理する秘密分散技術や、データを秘匿したまま計算する秘密計算プラットフォーム「QueryAhead」などを展開しており、NCPCを通じて官民連携を強化しながら、日本のサイバー防衛力と国産セキュリティ産業の競争力向上に貢献していくとしています。今後は、国内での技術連携や海外市場への展開支援など、コミュニティ内での具体的な協働の進展が注目されます。
【関連情報(団体・企業情報)】
日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティ(NCPC)設立のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000013310.html
株式会社ZenmuTech 企業サイト
ZenmuTech NCPC参画のお知らせ
https://zenmutech.com/information/news/20251209/
source: PR TIMES
