総合教育サービスを展開するやる気スイッチグループ(東京・中央区)は、企業版ふるさと納税制度を通じて愛媛県に寄付を行い、同県の「愛顔(えがお)の子育て応援事業」を支援します。寄付額は非公表ですが、県が進める子育て支援施策に充当され、幼少期からの学びや子どもの成長環境整備に活用される予定です。

企業版ふるさと納税は、企業が地方自治体に寄付すると法人税などが大きく軽減される仕組みで、地方の子育て・教育施策の財源確保にもつながります。11月20日に愛媛県庁で贈呈式が開かれ、やる気スイッチグループ執行役員で寺小屋グループ副社長の奥田謙介氏が濱里要副知事に寄付目録を手渡し、感謝状を受け取りました。

やる気スイッチグループは2024年12月、愛媛県を中心に学習塾を展開する寺小屋グループを連結子会社化。愛媛県内では個別指導「スクールIE」桑原束本校、子ども向けスポーツ教室「忍者ナイン」5教室、総合進学塾「Prep Academy」のAI小論文添削サービス導入など、サービス展開を拡大しています。2025年11月には知育と小学校受験対策の「チャイルド・アイズ」松山市駅校、12月には英語で預かる学童保育「Kids Duo」松山東も初開校し、地域の学びの選択肢が広がる見通しです。

同社は、子どもが自分で考え行動する「自分力」、他者と協力して価値を生み出す「共創力」、未来を思い描く「想像力」の3つを育む方針を掲げ、地方の教育格差是正と地域に根ざした教育づくりを進めるとしています。今後も企業版ふるさと納税や新規教室開設を通じ、自治体との連携を強めながら、地方と都市部の教育環境の差を縮められるかが焦点となります。

source: PR TIMES

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