人気飲食店を展開するオイシーズ株式会社(東京都千代田区)は、グループに所属する外国籍従業員4名が2025年10月実施の在留資格「特定技能2号」測定試験に合格したと明らかにしました。昨年10月の初挑戦時は2名の合格で、累計6名となり、同社として過去最多の合格者数です。
同社は2024年から資格取得支援を強化し、受験費用の補助や合格時の祝い金、社内チャットでの学習支援などを実施してきました。2025年12月からは新たに「特定技能2号」試験対策研修を開始し、「接客全般」「飲食物調理」「店舗運営」「衛生管理」の4科目を対象に、月1科目・計4カ月で1セットのプログラムをオンラインと対面の両方で提供します。
特定技能2号は、現場でリーダーを任せられる水準の実務経験を持つ外国人が取得できる在留資格で、在留期限の上限がなくなるほか、家族帯同が可能になるなど権利が拡大します。2023年に対象分野が2分野から11分野へ広がり、外食業も対象に加わったことで、同社のような飲食チェーンでもキャリア形成の選択肢が増えています。
オイシーズは研修動画の導入や外国籍店長・マネージャーの登用を進めており、D&I(多様性と受容)を評価する「D&I AWARD 2024」で最高位「ベストワークプレイス」に認定されています。今後も試験対策研修の運用を通じて、外国籍従業員の長期就労と管理職人材の育成がどこまで進むかが注目されます。
【企業情報】
オイシーズ株式会社
東京都千代田区神田神保町3丁目2 高橋ビルディング5階
店舗数:117店舗(国内91・海外26、2025年3月時点)
source: PR TIMES
