コストコホールセールジャパンは12月4日、海上自衛隊 補給本部と災害時等の物資調達に関する協定を締結しました。全国37倉庫店と2物流センター、オンラインを含む供給網を用い、生活用品や食料品を迅速に確保・引き渡す体制を整えます。世界では900超の倉庫店を展開しています。
協定は、災害時に必要となる日用品・食料の確保手順や連絡窓口を平時から明確化し、調達から受け渡しまでの時間短縮を図るものです。海上自衛隊の補給本部は艦艇や部隊への物資供給を担う中枢で、民間の在庫・物流と接続することで初動対応の選択肢が広がります。
会員制倉庫型店である同社は常時約3,500種類の商品を扱い、国内では37倉庫店・2物流センターを運営しています。資本金95億円、設立1998年とされています。広域災害では小売の在庫・配送網が重要なライフラインとなるため、自衛隊や自治体との事前協定は供給の安定に寄与します。
今後は、協定に基づく運用訓練や情報共有の精度が実効性を左右します。需要急増時の在庫確保、決済・搬出手順、受け渡し拠点の安全確保など、具体運用の検証が進むかが焦点です。
source: PR TIMES
