ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは9日、金(ゴールド)に実質投資する追加型投信「GS Plus ゴールド(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)」を設定し、運用を開始しました。少額投資非課税制度(NISA)の成長投資枠の対象で、購入時手数料ゼロのノーロード型です。継続申込期間は2025年12月9日から2027年1月20日までとされています。

同ファンドは、米国で運用実績のある「ゴールドマン・サックス・フィジカル・ゴールド・ETF」を通じて金現物の価格に連動する運用を行います。為替変動の影響を抑えたい投資家向けにヘッジあり、米ドル建ての金価格の動きを取り込みたい投資家向けにヘッジなしの2本を用意しました。信託報酬は年率0.1661%(税込)で、投資先ETFの運営費用0.18%を含めた実質負担も比較的低水準とされています。換金時の信託財産留保額もかかりません。

金は1999年末から2025年9月末までの長期でみると、主要株価指数と並び堅調な累積リターンを示してきたとされます。世界で採掘された金は約22万トン、年間の新規供給は5,000トン未満(総量の約2%)にとどまり、この希少性が価値を支えてきました。また世界の中央銀行の準備資産の約2割が金で構成されるなど、インフレ局面や景気後退期における資産分散の受け皿として利用されてきた背景があります。

一方で、近年の国際金価格は過去最高水準を記録しており、今後も高値が続く保証はありません。ファンドは金に集中投資するため値動きが大きくなる可能性があり、為替ヘッジなしコースでは為替変動リスクも加わります。ゴールドマン・サックス側は長期の余裕資金での活用を前提とし、投資信託説明書でリスクや費用を確認したうえで判断するよう促しています。ネット証券での購入が可能なNISA対応の金投信が登場したことで、個人投資家のインフレ対策や資産分散ニーズにどう広がるかが今後の焦点となります。

【商品情報】

GS Plus ゴールド(為替ヘッジあり/為替ヘッジなし)

設定日:2025年12月9日

継続申込期間:2025年12月9日~2027年1月20日

取扱販売会社:SBI証券/楽天証券/マネックス証券

ファンド詳細:https://am.gs.com/ja-jp/individual/products/gs-plus-gold

source: PR TIMES

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