シリアで教育支援を続けるNPO法人Piece of Syriaが、公益財団法人社会貢献支援財団の「第64回社会貢献者表彰」を受賞しました。幼稚園や小学校、補習校の運営支援などを通じて、延べ5万人以上の子どもたちに学びの機会を届けてきた実績が評価されたものです。
表彰式は2025年12月1日に東京・帝国ホテルで行われ、同財団会長の安倍昭恵氏や同法人の関係者が出席しました。当日は広報スタッフの伊藤広氏と代表の中野貴行氏が登壇し、シリアでの出会いや現地の状況、活動の原点となったエピソードを語りました。
Piece of Syriaは、内戦が10年以上続くシリアで、幼児教育から初等教育、避難した子どもたちへの母国語教育まで幅広く支援しています。現地の幼稚園「SAKURA幼稚園」の開園支援に加え、伝統的な音楽や舞踊のデータ化、日本国内での文化啓発イベントやVR映像教材の制作など、教育と文化の両面から支援を行っている点が特徴です。
同法人は、平和構築や復興を担う人材育成を長期目標に掲げ、「シリアをまた行きたい国にする」というビジョンのもと活動しています。過去には国際平和映像祭(2016年)、Newsweek「世界が尊敬する日本人100」(2023年)、Forbes JAPAN「注目のNPO50」(2024年)にも選出されており、国際支援分野での存在感を高めてきました。
受賞にあたり、同法人は「現地で活動を続けるスタッフや、困難な状況でも学ぼうとする子どもたち、支援者一人ひとりこそが主役」とコメントし、月額1000円からのマンスリーサポーター制度などを通じて、今後も「シリアに未来をつくる教育」を継続していく考えです。
【団体・支援情報】
NPO法人Piece of Syria 公式サイト http://piece-of-syria.org
マンスリーサポーター制度:パートナー会員(寄付は月額1000円から)
主な活動:シリアでの教育支援、文化保全、日本国内でのシリア理解のための講演会・教材制作
source: PR TIMES
