アスタミューゼは、デジタルバイオマーカー(スマートウォッチ等で生理・行動データを継続取得する指標)を対象に、特許5,112件、論文27,917件、グラント3,614件を抽出して動向を分析した。特許の国別出願では中国が最多で、米国、韓国、EU、日本が続く(公開集計は2023年まで)。
特許キーワードは2015年以降の推移から、心拍変動解析、連続血糖モニタリング、非侵襲センシングが伸長した。皮膚色差による測定誤差を補正する「melanin-bias」、PPGから血圧を推定する「ppg-to-bp」、血糖が70-180mg/dLにある割合を示す「time-in-range」などが例として挙がる。論文は米国の出版件数が突出し、非接触計測のrPPGや音声ベース解析、インスリン自動調整などAI活用が増加傾向という。グラントは件数・配賦額とも米国が優位で、認知症や糖尿病、神経変性疾患を重点領域として資金が集まっている。今後は、非侵襲・遠隔モニタリングと指標の標準化が普及の焦点になりそうです。
【レポート情報】
レポート公開ページ https://www.astamuse.co.jp/report/2025/251218_dbm/
source: PR TIMES
