西松建設とホテルオークラは、神奈川県箱根町強羅で温泉リゾートホテル「オークラリゾート 箱根強羅」を2029年に開業します。地上4階・地下3階、延床面積9,650.84㎡、客室数58室の規模で、日本を代表する温泉地・箱根における高級リトリート需要の取り込みを図ります。

箱根町には年間延べ約2,031万人(令和6年)もの観光客が訪れ、そのうち約398万人が宿泊客です。同計画では、西松建設が土地と建物を開発・所有し、運営をホテルオークラに委託するスキームを採用。ホテルオークラにとっては、リゾート特化の新ブランド「オークラリゾート」の国内第1号となり、高価格帯の温泉リゾート市場での存在感拡大が狙いとみられます。

ホテルは箱根登山電車「強羅駅」から車で約5分、「中強羅駅」から徒歩約3分の高台に位置し、全室に「大涌谷温泉」の源泉を引いた露天風呂付きバルコニーを備えます。標準客室面積はバルコニー込みで約63㎡と広く、館内には大浴場(ドライ・ミストサウナ併設)、ファインダイニング、ラウンジ、バー、トリートメントルーム2室などを整備。デザインは仏人デザイナー、グエナエル・ニコラ氏率いる「キュリオシティ」が担当し、「Forest Hideaway」コンセプトで自然と調和した空間を目指します。

箱根エリアはインバウンドの戻りと高付加価値志向の高まりで客単価上昇が続いており、本計画も富裕層や長期滞在客を意識した投資といえます。今後は建設の進捗や料金設定、交通インフラとの連携が、地域観光への波及効果を左右すると見込まれます。

【施設情報】

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅

客室数:58室(西棟12室、東棟46室)

主な施設:大浴場、ドライ・ミストサウナ、ファインダイニング、ラウンジ、バー、トリートメントルーム2室

アクセス:箱根登山電車「強羅駅」から車で約5分/箱根登山ケーブルカー「中強羅駅」から徒歩約3分

source: PR TIMES

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