フランスの俳優ポール・キルヒャーが、2025年12月5日にモロッコ・マラケシュで開催された第22回マラケシュ国際映画祭のレッドカーペットに、ディオールのメンズルックで登場しました。映画祭は世界各国の作品と映画人が集う国際イベントで、会期中に多数の上映とイベントが行われています。

キルヒャーが選んだのは、グレーウールのピークドラペルジャケットに、ホワイトコットンのウィングチップカラーシャツを合わせたクラシックな上半身スタイルです。そこにライトブルーのデニムジーンズとベージュレザーのローファーを組み合わせることで、フォーマルとカジュアルをミックスした軽やかな装いとなりました。ピークドラペルは襟先が尖ったデザインで、一般的にフォーマル度が高いとされる一方、デニムを取り入れることで現代的なバランスを生んでいます。

高級メゾンが国際映画祭で俳優に衣装を提供する動きは、ブランド側にとってはグローバルな露出機会となり、俳優側にとってはイメージ戦略の一環となります。今回のようなミックススタイルは、若い世代を中心に広がる「ドレスダウン」志向とも合致しており、今後もレッドカーペットファッションの一つの潮流として続くとみられます。

【イベント情報】

マラケシュ国際映画祭

開催地 モロッコ・マラケシュ

第22回 開催日 2025年12月5日ほか会期中複数日

source: PR TIMES

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