ムロオシステムズは2025年12月、東京で開かれた日本・中央アジア「5+1」首脳会合の期間中に、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの関係機関と原子力・エネルギー分野の協力覚書(MoU)や契約を結びました。ウズベキスタンではSMR(小型モジュール炉)電力で運用する消費電力約50MWのデータセンター建設協力も盛り込みました。

対象は原子力の平和利用、原子力安全、放射性廃棄物管理、エンジニアリング支援、再生可能エネルギー・電力供給です。技術支援は100%子会社で独立系の原子力エンジニアリング企業NUKEM(独・カールシュタイン)が担います。

カザフスタンとは国立原子力センターと廃棄物管理や人材育成、IAEA基準適合を見据えた枠組みで連携します。ウズベキスタンとは原子力庁Uzatomと安全・規制対応などを支援し、デジタル技術省も交えSMR電源100%のデータセンターを検討します。キルギスではチョン・ケミン川の小水力発電所で、ロードマップとPPA(電力購入契約)を軸に電力安定化を狙います。今後は原子力と再エネ、計算基盤を組み合わせた国際案件の具体化が進む見通しです。

source: PR TIMES

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