一橋大学(東京都国立市)と阪急阪神不動産(大阪市北区)は、一橋大学国立宿舎跡地の活用に向けた定期借地権設定事業で基本協定書を11月28日に締結し、2027年の一般定期借地権設定契約の締結を目指して協議を始めました。対象は国立キャンパス北西部にあった宿舎3棟で、老朽化により廃止後、解体した跡地を活用します。整備方針は①大学・地域の交流を促す共創拠点②キャンパス・周辺環境との調和③安定的な財源確保と確実な事業計画の3点です。一般定期借地権は土地を貸し出しつつ期限付きで活用する仕組みで、大学側は財源の安定確保を重視するとしています。計画は共創拠点を備えた集合住宅を検討中で、行政協議が未完了のため内容が変更となる可能性もあります。今後は施設整備と運営計画の具体化が進み、キャンパス景観や地域との接続のあり方が焦点になります。
source: PR TIMES
