フランスの気候テック企業Nexqt(パリ、2021年設立)の脱炭素都市開発ツールが日本に初上陸します。DATAFLUCT(東京・渋谷)と東北大学大学院環境科学研究科の小端研究室が国内展開で協力し、DATAFLUCTが日本での独占的な代理店・展開パートナーとしてローカライズや導入支援を担います。狙いは、自治体やデベロッパーが策定するカーボンニュートラル計画を、科学的根拠に基づき設計・検証できる体制の整備です。NexqtはAIを活用したデジタルツイン(現実の都市をデータで再現する仕組み)で、建物のエネルギー消費や交通、再エネ発電ポテンシャルなどを統合し、CO₂排出量と需給を可視化・シミュレーションします。屋根置き太陽光の導入率向上やEVシフトなど施策効果を定量評価でき、従来調査比でコスト・時間の削減も掲げます。東北大学小端研は屋根上太陽光とEV・電化を組み合わせる「SolarEV City」研究でツール活用を進め、日本向けモデル構築を目指します。DATAFLUCTは2025年度中に営業を開始し、来年度のプロジェクト化を見据えPoC(実証)や導入パートナー開拓を本格化させる方針です。

【関連情報】

Nexqt公式サイト https://nexqt.com/en/

DATAFLUCT問い合わせ https://datafluct.com/

東北大学大学院環境科学研究科 https://www.kankyo.tohoku.ac.jp/

source: PR TIMES

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