2025年の正月三が日、和風おせちを食べた家庭は66%で、2001年の「8割超」から緩やかに減りました。一方、昼食では直近約15年横ばいで、昼の需要が伝統の下支えになっています。調査はライフスケープマーケティングの食MAPデータ(2001~2025年、家族世帯)によります。

洋風おせちは規模こそ和風の約3分の1ですが、2021年以降は経験世帯率が上向き、こちらも昼食が好調です。背景には、日持ち・冷凍配送などで「調理の手間を減らせる」簡便ニーズがあり、中華風や甘味系など選択肢の多様化も進みました。

また2025年時点で、和洋を問わず「おせち系メニュー」を食べない世帯が約3割あり、朝はパン・シリアル、昼はラーメンやスパゲティ、カレーなど一品完結型、夜はすき焼き・鍋に加え一品主食も上位でした。今後は洋風おせちが2030年に2025年比103~113%、2035年に107~126%へ増える予測で、新定番化が焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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