鹿児島県立出水高校の探究学習で2025年11月13日、「選び方学」の特別講義が行われ、生徒13人と教員1人の計14人が参加しました。選択のしやすさを比べる「ベビーカー実験」では14人全員が「ベビーカーより飲み物のほうが選びやすい」と回答し、経験の多寡が無意識の絞り込み(第一選択)に関わるという考え方を裏付ける結果となりました。
選び方学は選択行動を「0次選択→基礎選択→第一選択→第二選択(最終選択)」の4層で捉え、意思決定を「情報×経験値×価値観」と整理します。飲み物は日常的に選ぶ一方、ベビーカーは自身で選んだ経験が乏しい点が差として表れたと説明しています。講義後の感想文は生徒13人分が集まり、進路選択への応用など意思決定力育成の手応えが示されたとしています。今後は他地域での授業展開や教材整備、研究資料公開を通じ教育現場での活用拡大を見込みます。
【関連情報】
選び方学 公式サイト:https://www.erabikata.or.jp/
Preprint DOI:https://doi.org/10.5281/zenodo.15606654
source: PR TIMES
