南葛SC(東京都葛飾区)の事業本部長で元サッカー日本代表の岡野雅行氏(53)は12月2日、東京拘置所(葛飾区小菅)の職員研修会で職員約200人に講話し、逆境を乗り越える力や仕事への向き合い方を語りました。講話では、高校にサッカー部がなく自ら創部して経験のない仲間と練習を重ねたことや、1998年フランスW杯出場を決めたイラン戦の決勝ゴールに触れ、「逃げずに戦ったからチャンスがきた」と当時の姿勢を説明しました。東京拘置所によると、全国の刑務所・拘置所職員を対象にした調査で約4割が「仕事にやりがいや使命感を持てない」と回答しており、モチベーション向上と意識醸成の一環として講話を依頼したといいます。主催は法務省東京矯正管区の東京拘置所と南葛SCで、参加者は熱心に耳を傾けたとされます。今後は、地域を拠点とするスポーツクラブによる人材育成・地域連携の取り組みが、公共機関の研修などへ広がるかが焦点です。
source: PR TIMES
