名古屋商科大学の経営管理課程(Global BBA)で、卒業課題「ケースライティング」の中間発表会が実施されました。3・4年次の2年間で取り組む課題の進捗として、TwitterとJICAの2テーマに関する学生作成ケースが披露され、ブランド戦略、社会課題対応、組織運営の論点を数値や事実関係とともに整理しました。発表者は教員と学生からの助言を受け、最終提出に向けた改善点を具体化しています。

ケースライティングは、実在の企業・団体で起きた出来事を客観的に記述し、授業用教材(ケース)としてまとめる手法です。研究者の主観で仮説検証を書く論文と異なり、当事者の意思決定状況や時系列、公開資料や取材に基づく事実の裏付けを重視するのが特徴です。同課程ではセミナーを通じてオリジナルケースと考察ノートの作成法を学び、実務に直結する分析力を養成しています。

名古屋商科大学は1953年創立で、現在5学部10学科2研究科を設置し、世界63カ国189校と提携しています。ビジネススクールはQSランキングで5年連続国内第1位、Times Higher Education日本版では国際性の分野で東海北陸地区1位、国内15位に位置づけられています。こうした国際ネットワークと評価を背景に、学生のケースは多様な視点からの検討が進みます。

今後は中間段階で得たフィードバックを踏まえ、事実の検証やデータの精緻化、意思決定の選択肢提示を強化し、教材としての完成度を高める見通しです。最終提出後は授業での実装とディスカッションを通じて、学内外での活用可能性が検証されます。

【プログラム情報】

名古屋商科大学 Global BBA ケースライティング紹介

https://www.nucba.ac.jp/press/gbba/entry-26174.html

名古屋商科大学 公式サイト

https://www.nucba.ac.jp/

source: PR TIMES

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