NBIホールディングスとPROSPER、昭和リースの3社は2025年12月15日、REIT(不動産投資信託)組成を見据えた資産運用会社「株式会社ふるさとパートナーズ」を東京都港区に設立しました。資本金は300万円で、出資比率はNBIホールディングス47.5%、PROSPER47.5%、昭和リース5%です。
狙いは地方の旅館・ホテルなど観光関連不動産への投資を束ね、地方創生につながるREITの運用を2029年上期に開始することです。REITは投資家から集めた資金で不動産を保有・運用し、賃料や売却益を分配する仕組みで、資金循環を通じて地域の投資余力を高めやすい点が特徴です。
背景として、NBIホールディングスは2025年4月以降、全国の旅館・ホテル等に約200億円を投資してきたとし、PROSPERも旅館・ホテル等を中心に中小企業11件へ投資してきたとしています。両社の投資パイプラインを統合し、2027年上期にはプレREIT(ブリッジファンド)を組成する計画で、地域金融機関からの出資受け入れも想定します。今後は参画金融機関の広がりと投資案件の積み上げが、運用開始時期と資産規模を左右しそうです。
【会社情報】
株式会社ふるさとパートナーズ 東京都港区西新橋一丁目2番9号 日比谷セントラルビル5階
source: PR TIMES
