ファーストプライウッドは2025年12月、青森県六戸町の自社敷地内に大型木造倉庫2棟(延べ床面積1982.46㎡)を完成させました。多雪区域(垂直積雪量100cm以上)で、17m×57mの柱なし空間、軒高9.5m・最低天井高6.5mを確保し、2棟合計で製品を最大2900m3保管できます。
構造材には青森県産材を中心に製材品・LVL(単板積層材)・集成材を採用し、木材使用量は計431m3(うち県産材361m3)。林野庁ガイドラインに準拠した試算で炭素貯蔵量は375t-CO2に相当し、スギ約742本分の貯蔵量としています。一般流通材のみを使い、鋼材を用いない平行弦トラスで大空間化とコスト両立を狙いました。
屋内にトラック積み込みスペースを設け、製造と出荷の動線を分離して安全性と効率を高めたといいます。今後はグループ会社で2026年から高強度集成材「E150」を供給し、非住宅木造の選択肢拡大につなげる方針です。
【建築情報】
所在地:青森県上北郡六戸町金矢三丁目2番地1
規模:製品倉庫2棟、延べ床面積1982.46㎡
工期:2025年5月着工、同年12月竣工
設計:ファーストウッド株式会社東京営業所一級建築士事務所
施工:株式会社工組
source: PR TIMES
