宝酒造の地域限定クラフトチューハイ「寶CRAFT(たからクラフト)」の取り組みが、環境省主催「第13回グッドライフアワード」で「実行委員会特別賞 環境地域ブランディング賞」を受賞しました。表彰式は2025年12月6日に東京・渋谷スクランブルホールで行われました。グッドライフアワードは、SDGsを体現する環境・社会貢献活動を表彰する制度で、企業や自治体、NPOなど幅広い主体が対象です。

寶CRAFTは、2017年に始動した地域限定・通年販売のチューハイブランドで、日本各地のご当地果実と、樽貯蔵熟成焼酎を組み合わせた「ひとてま造り」を特徴とします。2025年12月10日時点で44アイテムを展開し、未利用果実の活用や、地域の果実の知名度向上、一次産品(農産物など)の価値再認識に貢献していると評価されました。実行委員会は「生産者×大企業の座組みが地域の持続可能性に資する」として、通年販売への転換や産地全体のブランディング効果を高く評価しています。

同社は40年以上にわたり宝焼酎ベースのチューハイを開発してきましたが、全国向けの期間限定品では、継続販売が難しいことや土産物としての位置づけが弱いという課題がありました。社員が産地を訪ねる中で、青果として販売できない果実の廃棄や生産者の高齢化、後継者不足などの問題を把握し、「地産地消」を軸にしたサステナブルなビジネスモデルとして寶CRAFTを構築しました。

今回の受賞を通じ、地域の知恵を生かしたブランドづくりと環境配慮型の商品開発が、他地域や他企業にも広がるかが焦点となります。宝酒造は今後も和酒の新たな価値提案を通じて、地域経済と環境の両立を目指す姿勢です。

【商品情報】

寶CRAFT ブランドサイト

https://www.takarashuzo.co.jp/

source: PR TIMES

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