累計発行部数190万部を突破した宮島未奈さんの「成瀬あかりシリーズ」の第1作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫)が、「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2025」文庫ランキングで1位に選ばれました。結果は12月5日発売の「ダ・ヴィンチ」2026年1月号で発表されており、同書は読者・書店員などの投票を集め、年間の「文庫部門」の頂点に立ったかたちです。

『成瀬は天下を取りにいく』は、中学2年生の成瀬あかりが、閉店間近の西武大津店に通い詰めてテレビ中継に映ろうとするなど、突飛な行動で日常を変えていく青春小説です。本作は2024年本屋大賞をはじめ、複数の文学賞を受賞し、2023年の「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」小説ランキング1位にもなりました。2024年には続編『成瀬は信じた道をいく』が同ランキング1位となっており、今回の受賞で3年連続の首位獲得となります。

シリーズは第3作『成瀬は都を駆け抜ける』まで刊行されており、地方都市・大津を舞台にした等身大の人物像と、笑いと切なさを併せ持つ作風が支持を広げてきました。宮島さんの経歴や創作の背景、今後の展開については、「ダ・ヴィンチ」2026年1月号にインタビューが掲載されており、今後も映像化やさらなるシリーズ展開への期待が高まっています。

【書籍情報】

成瀬は天下を取りにいく

著者:宮島未奈

判型:文庫

定価:630円+税

ISBN:978-4-10-106141-2

source: PR TIMES

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