小売店舗向けロボットを開発する株式会社MUSE(東京都中央区)は、2026年1月11日から13日にかけて米ニューヨークで開かれる世界最大級の小売テクノロジー展示会「NRF 2026 Retail’s Big Show」に出展し、マルチユース型ストアロボット「Armo」の最新モデルを展示します。会場はジャヴィッツ・コンベンション・センターで、MUSEは1階「Startup Hub」エリアのブース#712に出展します。
Armoは1台で品出しや店内搬送、ネットスーパーのピッキング支援、棚画像の撮影とデータ収集など複数業務を担う「マルチユース型」ロボットです。日本の小売店舗では既に実証が進んでおり、欠品や誤陳列、価格不一致を画像認識で高精度に検知し、人手不足と人件費上昇という課題の同時解決を狙います。会場では、こうした機能を組み合わせたデモンストレーションを行い、導入コストと効果のバランスを訴求します。
MUSEはまた、KDDI株式会社と進める陳列ロボットと棚画像分析の共同開発プロジェクトを紹介します。国内店舗での実証状況に加え、通信インフラやAIデータセンターと連携した安定運用の構想を説明し、米国小売企業との協業可能性を探ります。2025年9月には米ラスベガスの小売テック展示会「Groceryshop 2025」のピッチ大会で審査員賞優勝を得ており、同社はその実績をもとにテキサス州拠点を起点とした北米展開を強化中です。
MUSEは今後、店舗オペレーションの自動化とスタッフの負担軽減、データ活用による売場改善の効果検証を進めるとしています。米国市場での採用事例がどこまで広がるかが、ロボット活用による小売DXの進み具合を占う指標になりそうです。
【イベント情報】
NRF 2026 Retail’s Big Show
会期:2026年1月11日(日)~1月13日(火)
会場:Jacob K. Javits Convention Center(ニューヨーク)
出展エリア:1階「Startup Hub」 ブース#712
展示内容:マルチユース型ストアロボット「Armo」と各種ユニット
【採用情報】
株式会社MUSE 採用ページ
https://open.talentio.com/r/1/c/muse/homes/4049
source: PR TIMES
