岡山大学は12月5日、オーストリアのエッスル財団創設者マーティン・エッスル氏に名誉博士号を授与しました。式典はJunko Fukutake Hallで行われ、那須保友学長が名誉博士記を手渡しました。エッスル氏は、障害の有無や国籍を問わず共に働く企業文化の構築に取り組み、2008年に非営利のエッスル財団を設立。国連障害者権利条約を背景に、障害のある人の権利向上を目指す国際プラットフォーム「ゼロ・プロジェクト」を創設しました。同プロジェクトは100か国以上、1万人超のネットワーク規模とされます。授与後の記念講演では「ゼロバリアの世界のために」と題して活動の展望を語り、岡山大学病院の片岡祐子准教授も難聴者のコミュニケーションバリア解消に向けた開発を紹介。今後は受賞団体との交流も含め、大学との連携拡大が焦点となります。

source: PR TIMES

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